micorunの自己紹介

自己紹介を長々と書きました。

絶対に信用を産む/失う行為と信頼される条件

 

他人を信頼している状態というのは、接触回数や相手の素性、身なりといった表面的な情報で判断しているわけではなく、むしろ当たり前のように相手を無意識に信じていると思います。
企業の採用担当ならともかく、普通の人が「この人は信用項目の一定数を満たしたから信頼出来る!」なんてことはいちいち考えないはずです。


また、年齢を重ねたりいろんな人との交流を深めるにつれ「相手が信頼出来るかどうか」というのは、勘のようなものでぱっと見でおおよその傾向が掴めるようになります。
それを鵜呑みにして安易に疑ったり信じたりすることは危険ではあるのですが、それはそれとして、そういった勘のようなものは、何処でどう感じ取っているのか?、個人的には興味があります。


まず信頼の条件として、「絶対に信頼を産む行為/失う行為」というものを考えてみます。

 

○絶対に信頼を産む行為


・必要なものを無償で差し出してくれる

当たり前ですが、困っている時に手を差し伸べてくれた人には、誰だって感謝の気持ちだけでなく、一時的ではあっても信頼出来ると感じます。
また、それは助けられた本人だけでなく、その光景を側から見たり聞いたりした人にも伝わります。
ただし信頼『関係』が生まれるとは限りません。

電車でお年寄りに席を譲ったからと言って、その人との付き合いはどちらかが目的の駅で降りてしまえば終わってしまいますし、次にまた会う機会はまず無いと言っていいでしょう。
ネットで言えば、偶々目に入った無料の記事やコンテンツを手にしたからと言って、すぐにその製作者を信頼するわけではありません。大抵の場合は誰が作ったかも知らないままか、知っても忘れてしまうことがほとんどです。

 

●信頼を失う行為

・嘘や隠し事
ウソをつくことや隠し事は誰にでもあるはずです。ただそれを聞かれてもいないのにほのめかす行為をした時点で、信頼を大きく失います。
知らなければ無いものと変わらないのですから、隠し事がいけないというよりは「疑念を抱かせるような行為」が、信頼を失いやすいと言えます。


・借りた物を返さない
これもお金を始めとして借りる行為自体は誰しも必要な機会があるはずです。
ただ、返すアテがないものを借りた時点で信頼関係は切れてしまいます。


・利己的な判断
ゲーム理論でいう、公共財ゲームや囚人のジレンマが分かりやすい例です。

囚人のジレンマ
http://agora-web.jp/archives/2022117.html
公共財ゲーム‪https://www.weblio.jp/content/%e5%85%ac%e5%85%b1%e8%b2%a1%e4%be%9b%e7%b5%a6%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%83%a0

短期的な関係であればあるほど起こりやすく、また頭が良い(ズル賢い)人ほどやりがちです。また、相手を負かして自分が勝つための手段を使ったり、競合相手であれば当然行われます。

 

このように両方の側面から考えてみると、信頼関係を産むというのは、

『長い付き合いを前提とした交友関係』

を意識することが一つの答えだと、私は思いました。


とは言っても、いきなり好きな相手に結婚を前提としたお付き合いをお願いするとか、定年退職まで勤め続ける覚悟とか、そういった表面的な話ではありません。

今後二度と会うことが無いような人(もしくはネット上だけの関係の人)に対して横暴な態度を取ったり、その場限りの関係を築くために嘘を付いたり見栄をはるような行為をしない、ということです。
でもこういうこと、日常的に至るとこで見かける気もします。
それぞれやむを得ない事情があるのかもしれませんし、それを他人が指摘したところで、何の解決にもなりません。
逆に言えば、そういった行為が当たり前の場所で、素直で誠実な行動を取るだけで、大きな信用を得ることが出来るのです。


結局のところ、信頼するかしないかは、自分自身の裁量に掛かっています。
些細なことでも「裏切られた!」と思えばそれは信頼を失うことになりますし、逆も然りです。
何でも許容出来る心を持て、というのではなく、信用できるとか裏切られたとかいちいち判断せずとも、他人の信用を犠牲にしてやり繰りしている人とは、自然に距離が遠くなるか、首が回らなって相手から遠ざかっていきます。

どうしようもない状況に置かれた場合、どんな人でも信頼を大きく失う行為に出てしまってもしょうがないと思います。リスク分散をすることで全体的に見れば損失を下げられるケースも多くあります。
相手がそういった「事故」によって信頼を失った場合、自分自身が「裏切られた」と感じて関係を疎遠にしてしまうのは、とてももったいない事です。

 

私の周りでも信頼出来る人というのは、期待に必ず応えてくれる人や絶対に裏切らない人よりも、もっと単純に「この人とはいつまでも付き合いが続きそう(続けていたい)」と自然に思える人です。

どういった人がそういう風に思えるのかと言えば、これはかなり抽象的で「一緒にいると落ち着く」「素直な気持ちでいられる」「楽しい」と言った、感覚的なものがほとんどです。


SNSを始めとして、自分自身の考えや内面を見せられる場が多くなった今、友達や恋人、仕事で信頼してもらえるようになるには、スキルや実績や数字をアピールするのではなく、相手に安心してもらえるような誠実な人であること、なのかもしれません。

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