12 やりたいことに集中する
漫画を描くことからは暫く離れて、その頃はともかく達成したいことをこなしていきました。
ルービックキューブを揃えること、
トランプ52枚の順番を暗記すること、
PS4のゲームにも没頭していました。
何の意味も使い道のない自己満足の世界に、ともかく集中しました。
そんなことをやっている最中に、あることに気付きました。
PS4のゲームには、動画を簡単にシェア出来る機能があり、簡単にYouTubeやtwitterにアップロードすることが出来るのです。
それまで趣味で動画編集をしていたので、私はゲームのプレイ動画を編集して、投稿をするようになりました。
グラビティデイズ2楽し過ぎるぞーー!
— micorun (@micorun) 2017年4月12日
0:47あたりの噴水スライダーがお気に入り pic.twitter.com/UFY8SFnmHe
ゲーム自体があまりメジャーなタイトルでは無かったので、閲覧数は少なかったのですが、自由度の高いゲームであることから、色んな動画を作り、アップロードするのが楽しくなっていきました。
そうやって投稿していくうちに、ニッチな市場でも工夫次第で有名になれることが分かりました。
しかしニッチな市場というのは、そもそも私はあまり好きではありませんでした。
これはクラシック音楽で大学在学中に感じたことなのですが、当時は現代音楽という、不協和音や不思議な曲が沢山ある時代を学ぶことに没頭していました。
そのような音楽を好むのは、端的にいって仕舞えば捻くれた考えの人が多く、ニッチであればあるほど、嗜好というものは歪むことを身に染みて感じていたのです。
全ての趣味嗜好がそうであるとは思いませんが、そうでなくても内輪受けのような雰囲気は、元々好きになれませんでした。
そんなことを思っている時、ある動画が浮かびました。