micorunの自己紹介

前にバズった時の記録代わりの自己紹介と、普段考えていることを雑多に書いてます。

音楽・マンガのレッスン始めました!

音楽・マンガのレッスン始めました!


楽器演奏とマンガの描き方を中心に、都内のスタジオや個室を利用したカウンセリングのような個人レッスンになります。


・ヴァイオリン演奏
音楽大学で専攻していたため、基礎から音楽学校の受験対策まで、しっかりと指導します。
楽器の買い方が分からない、憧れてるけど全く楽器に触れたことがない…なんて人でもお気軽にご相談下さい!


・ピアノ演奏
ピアノという楽器を上手く操れるようになれるようなレッスンが出来ます。

近現代のクラシック音楽が得意なため、音楽教室等では教えられない、様々な技法や幅広いジャンルの対応、指導が可能です。
グランドピアノのあるスタジオでのレッスンになります。


・マンガの描き方
絵を上手く描く方法やデッサン法などは既に教室や情報が沢山あるので『頭の良い人と悪い人の違い』のイラストのような、ネットで人気を集められる、多くの人の目にとまるような描き方のアドバイスをします。
いいね数やアクセス数を、ズルとかせずに単純に増やせるようになります。


・記憶術
胡散臭い方法や指南書ではなく、最先端の脳科学を元にした方法によって、その人に合わせた記憶力を高めるレッスンです。
元素記号表や公式、歴史の年号などがすんなりと覚えられるようになります。
私自身は神経衰弱で場のすべてのトランプを覚えられる他、その場で1000桁ぐらいのランダムな数字を暗記出来る記憶力などを持っています。


レッスンをご希望の方は、
・希望の日付や曜日
・内容(とりあえずヴァイオリンが弾いてみたいとか、マンガを見てほしいとか、簡単な内容でOKです)

を書いて、下記のメールアドレスか、twitterのDMに送ってください!
micorunsss☆gmail.com

○レッスン料金は目的や内容によって異なります。
楽器のレッスンはスタジオ料金が掛かるので少し高くなります。
マンガや記憶術は、喫茶店や会議室等で出来るので目的次第で安く出来ます。
学生の方は割安でお引き受けします。


レッスンというと、決まった曜日に教科書を使って毎週習うような、ヤマハ音楽教室や塾のようなイメージがあるかもしれませんが、そのようなマニュアル化された指導はネット上で無料でいくらでも出来る時代なので、もっと個性を発揮したり、隠れた才能を一緒に見つけられるような、コミュニケーションを中心としたレッスンをしたいと思っております。
家庭教師のようなイメージかもしれません。

なので『教師と生徒』のような関係ではなく、友だち感覚のようなまったりした気持ちで、しかし内容は濃く、習得できればと思っています。


まずは気軽に相談してみてくださいー!

micorun

0k ストレスフリーとiPadの関係


最近いろんな人と会って、結構周りの人と違う習慣、作業の仕方に気づくことがあったので、私自身の生活習慣やデバイス活用術を羅列したいと思います。

3つに分かれていて、iPad 1台で完結すること、まだデジタル移行ができてないこと、アナログにこだわっていることです。


iPad一台で完結すること

・マンガ、イラスト
iPad Proを購入したきっかけに、それまではデスクトップPCに液晶タブレットを使って描いていたのを、Apple PencilとiPadだけで描くようにしました。
iPadで紙とペンのような書き心地を追求したり、自分の絵柄を再現しようと努力するのではなく、iPad上で描きやすいペンや絵柄に切り替えることによってパソコンで描いていたよりも圧倒的に描きやすく、描く時間、枚数も何倍も増えました。
また、変えた後の絵柄の方が評判が良くなったなんてこともありました。

昨年にclip studio paintiPad版アプリがリリースされて、喜んで使ってみたのですが、久々に触ってみると画面レイアウトがPCライクなのと、スマホタブレット向きではない操作性にかなり違和感を抱きました。

スマホタブレットの良さって結局直感的な操作によるストレスフリーなことにあるんですよね。
漫画やイラストを描くとき以外でも、私は基本的にPCは使わないようになっています。
PCソフトの操作性を始めとしてマウス操作やキーボード入力、ショートカットなど、ともかくストレスにしか感じません。
iPad 1台だけで完結させたいのは、持ち運びやすいとか手軽とかそういう理由よりも、そういったストレスの原因を減らしたいことにあります。

そのためにはPCでの作業タブレットで再現する努力をするのではなく、現状のタブレットに自分の作業を合わせる方が、柔軟に対応できるとも思います。

ちなみに使っている描画ソフトはPro Createです。
(https://procreate.art)


・文章入力

iPad版のワードもありましたが、これも同様の理由でまず使わないです。
2年前にライトノベルの新人賞に応募するために、文字数調整などで使いましたが、やっぱりすごいストレス。
また最近は音声入力も頻繁に使うようにしています。これは勝間和代のブログの影響です。
(http://katsumakazuyo.hatenablog.com/)
それまでSiriなどは全然使ってなかったのですが、最近自分が思っていた以上に音声入力の精度は上がっているらしいと聞いて使ってみたところ、キーボード入力するよりも圧倒的に早く、スペルミスなどもかなり減らせるので、重宝しています。

私自身は家でひとりでいることが多いので気軽に使えますが、ビジネスマンだと外では使いにくいのがネックらしいです。
でもこれも近い将来は、例えば文書作成でも友達と話しているような言葉遣いをAIが文書向きに自動的に言葉を変えてくれたら、電話をする感覚で書類を作ったりすることができると思います。というかそういうアプリ、自分で作っちゃおかな……。
この文章も殆ど音声入力で書いてます。


・日記

何年も前から書き続けている日記は、手書きにこだわっていたのですが、書くのがストレスなだけでなく、早く書こうとして乱雑な文字になり、後から読むのもストレスになると言う悪循環が続いてたので、Google keepというアプリを日記代わりに使うようにしました。
(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.keep&hl=ja)
これも音声入力で書いている他、参考になったブログやツイートのリンク、思い出の写真なども一緒に添付できるのでかなり便利です。
また、Googleドキュメントと同じように、写真の中の文字を自動でテキスト化してくれる機能も備えているので、読んでいた本の気に入ったページなども、写真を撮ってワンボタンでメモとして保存することができます。すごい。


・動画作成
最近動画を作ることが多くなったのですが、これもiPadiPodで撮影し、それをiMovieで編集します。
テロップはvontという便利なアプリを見つけたので、そちらで別途つけています。(https://app-liv.jp/857842841/)
画質は高くなく高度な編集もできませんが、共有する分には十分な動画が仕上がります。


・映画、音楽など
映画はアマゾンのデジタルレンタルで購入してよく見ます。
ブルーレイディスクで腰を据えてじっと見るのはストレスですし、モニターによってはiPadの方が鮮明できれいに観ることが出来ます。
アニメは公式でネット上にあまり上がっていない、上がっていても使いにくい配信サイトやアプリであることが多いので、あまり見なくなりました。


・楽譜
12.9インチのiPad Proを選んだ一番の理由は、楽譜が読みやすいと言う点にありました。
楽譜はIMSLPと言う、著作権の切れた作曲家の楽譜や音源を提供しているサイトからPDFデータをダウンロードして使っています。
(http://imslp.org)
拡大縮小ももちろんできるので、細かい書き込みができたり、弾きたい曲がダウンロードすればすぐに弾けるので、かなり便利です。

作曲はほとんどしないのですが、するとしたらGarageBandのアプリを使って、ableton LIVEのような使い方で曲を作ると思います。


○まだデジタル移行出来ていないこと

・本
紙やデジタルにこだわりは無いのですが、まだまだ電子書籍化されている本は少ないです。特に専門書や昔の本などは全くと言っていいほどないので、図書館を利用し、紙の本で読んでいます。
あと電子書籍は値段の関係で利用しないこともありますが、例えば本屋に売っていなかったり、人気書籍で図書館で何人も予約待ちが発生している場合は、躊躇せず電子書籍で購入します。
利用しているのはアマゾンのKindleアプリのみです。


・買い物
日用品や食べ物は買うものがほとんど決まっているので通販で頼んでしまえば良いのですが、宅急便の受け取りが性格的に何故か苦手なため、ダラダラとスーパーやお店に行っていつも購入しています。
運動になるのでいいかなと言い訳していますが、宅配ロッカーやボックスがもっと使いやすくなったら、そっちを利用するようになると思います。

ポイントカードなどはかさばるので持ちたくないだけでなく、登録すると迷惑メールがしょっちゅうきたり、どうでもいいサービスが多くあって面倒なので、Tポイントカードすら持っていません。


・現金
クレカは計算が面倒なので少し前にSuicaだけで買い物を済ませていたのですが、いちいちレジで「Suica使えますか?」と聞くのが嫌だったので、現金に戻ってしまいました。
牛丼屋の券売機のように、コンビニやスーパーの会計がセルフになればこれも解消されると思います。またAmazonGOのようなお店ができてくれれば最高なのですが、日本じゃまだまだ難しいのかな……。


・楽器
バイオリンは、用途によってサイレントバイオリンと、普通のものと使い分けています。
特にサイレントバイオリンは、エフェクトを通すことによって音量調整できるだけでなく、リバーブなどもかけることができるので、環境に左右されず演奏することができるので便利です。
ピアノは、最近の電子ピアノはハイブリット型と呼ばれていて、鍵盤の構造が完全にアップライトやグランドピアノと同じものになっていて、弾き心地はもちろん、音もかなりきれいになっています。
ただその分結構値段がするので、まだ買えません。しかし金額にかかわらず自宅で所有する場合はそのハイブリットピアノ1台だけにすると思います。


○アナログにこだわっていること


・マンガ
自分で描くものはデジタルですが、読む際は紙の本がいいです。
少し前にワンパンマンハンターハンターをネットで読んでいたのですが、目が疲れたり、読んでいると酔ってしまうことが多かったのと、たまたま新刊を紙の本で買ったところ、断然紙の方が読みやすかったので、漫画に関しては電子書籍ではあまり買いたくないです。
私自身は漫画自体さらっと読むのではなく、かなり時間をかけて読むタイプなので、その場合はなおさら紙の方が没入感がある気がします。


・カードゲーム
最近昔ハマっていたヴァンガードのカード集めを趣味にしているのですが、実際に遊ぶわけではなく、当時欲しかったカードや買えなかったカードを集めています。
遊ぶわけでなければ、ただのイラストのようなものなので、だったらデジタルでも楽しめそうですが、やっぱり集めたカードをファイルに収納して眺めるのは楽しいです。
カードを買うのは主にメルカリを利用しています。

 

…と、こんな感じで普段から生活していますが、これに慣れすぎてしまっているので、例えば1日中パソコンに向かって作業する仕事や、昔ながらの仕事などはもはやできなそうなのがちょっと怖いです……。

個人的には金銭のやり取りもかなりアナログというかストレスでもあるので、依頼や受注をもっとスムーズに出来ればいいのになぁ、なんて思ったりしています。
あとブログ自体もかなり時代遅れな感覚があります。特に編集画面。

ただ、時代遅れなのが悪いとか、スマートになるのがいいとかそういった話ではなく、発想と考え方次第でいくらでもストレスを減らせる、ストレスを自分でコントロールできると言うのは、かなり良い時代なのではないでしょうか。

 

26 バズりを客観的に見てみると

twitter.com

自分のバズったツイート(リツイートまたはいいねが一万件以上のもの)を、後々PRとかする時用にモーメントにまとめてみたのですが、思っていた以上に少なかったです。

というよりは、『頭の良い人と悪い人の違い』のパロディが沢山流行っていた時に、それらが簡単に何万件ものいいねやリツイートをされていたので、感覚が麻痺していたのかもしれません。

自身一番最初のバズりだった『私が大好きなアニメを見れなくなった理由』が沢山リツイートされた時は、それこそ夜も眠れないぐらいだったのですが、数字だけで見てみれば、特に最近のtwitterのトレンド入りするツイートの平均数だと決して高い数字ではありません。

また、頭の良い人と悪い人も流行っていた時は「どれが元ネタか分からない」状態だったので、数字としての伸びはそんなに大きくありませんでした。

他にも
・最もリツイート、いいね共に稼いでいるのは楽天マリオカートの動画
・ツイート数で言えば、半分近くがこの一ヶ月にツイートしたもの

などと気付くことが出来ました。


頭の良い人悪い人のキャラクターを使ったストーリー性のあるマンガを描いていた時期もあり、フォロワーからの評判は良かったのですが、twitterではリツイートといいね数は少なく、最大でも1000件ぐらいだったと思います。逆にpixivでは閲覧数はイラストによる違いの説明と閲覧数は大差なく、むしろストーリー性のあるマンガの方が総計は多くなっていました。

もちろん労力としてはストーリーマンガの方が断然掛かるので、数字だけに注目すると、拍子抜けしてしまう面も否めません。


頭の良い人と悪い人のキャラクター性をさらに高め、同人イベントなどで頒布するのが王道というか安定した収入源にはなりそうですが、私自身は別にそういう目的で頭の良い人悪い人を描いたわけではないのと、同人作家のような仕事はやりたくない(リスクが大きいのが理由)ので、あんまり乗り気がしません。

キャラクター事業を行なって、店頭に自身の作品として並べられるのは嬉しいかもしれませんが、日本国内には星の数ほどキャラクターが存在するので、そんな一時の利己的な満足感を得るために、わざわざコストをかけて増やさなくてもいいんじゃないかなぁ、と思う次第です。


それよりもtwitterのバズりの本質である「迅速な拡散性」と「情報密度の追求」の方が楽しく、投資対象としては今後有利になる(気がする)ので、プチ贅沢するために何年もかけてキャラクターで金銭を稼ぐより、twitterを利用し続ける方が効果が高いと思えます。

また、イラストには統一性や作家性はあっても、差別化出来る要素が少ない(簡単に言えば、すぐにパクられやすい)ので、今後は絵を売るよりも、思想や人物像をもっと表現していきたいと思っています。


遅れた新年の抱負のようになってしまいましたが、今年もまた、色々と面白いことに挑戦していきたいです。

0j デッサンとデフォルメ

漫画やアニメの面白さ、オリジナリティ、好みなどはデッサンとデフォルメの比重にあります。

 

デッサンとは、写実的、現実的、物理法則や理論に則っているという意味で、リアリティーのある表現になります。
デフォルメは、抽象的であったり、デザイン性、簡略的、別解釈や表現技法の変更などによる、対象の意図的な変化を意味します。

これらは絵に限った話ではなく、漫画で例えるならストーリー、コマ割り、ジャンル、キャラクター、心理描写、絵柄や台詞回しなど、全ての要素に当てはめることが出来ます。

また、デッサンとデフォルメのどちらが優れているかという話ではなく「どちらの表現が優先されているか」という視点で見た方が、色んな作品を見ても楽しめるようになると思います。

 

実際の作品を例に挙げてみると『新世紀エヴァンゲリオン』のアニメは舞台設定やエヴァを除く軍事兵器、オペレーションなどはデッサン的でリアリティーがありますが、エヴァや使徒などは、その強さや仕組みがかなり非現実なのでデフォルメされていると言えます。
この現実と虚構を上手く折り合わせたり、作品展開として活かすことが面白さに繋がると思っています。
今はエヴァよりもシン・ゴジラの方が分かりやすいかもしれません。

また、同じエヴァンゲリオンでもアニメ版と漫画版では違い、漫画版では舞台設定や兵器の描写はアニメそのままに近いので、比べてしまえば見劣りしてしまいます。
しかしキャラクターの内面や心情は、アニメよりもマンガ版の方がかなり濃く描かれていて、登場人物への感情移入のし易さは、マンガ版の方が優れています。

 

他の作品を挙げると『賭博黙示録 カイジ』だと、人物絵の描写は勿論強いデフォルメですが、黙示録だけにおいては全体を通して心理描写はかなりデッサン的であると言えます。

特に人間競馬の話での、前の相手を押して落とすかどうするか、というカイジ自身の善と悪の葛藤のシーンは、言葉には出来ない心の奥の闇がグロテスクに表現されていて、そういう意味では後に続く電流鉄骨渡りよりも恐ろしく思えます。

逆にデッサンとデフォルメが上手く噛み合わない例で言えば、賭博堕天録での兵頭和也が持ち出した、借金の支払いの代わりに人間の部位を切るルーレットを持ち出すシーンなんかは、内容としては恐ろしいですが、それを和也が行う理由として「金持ちの変態だから」という理由しかなく、本来はデッサン力のある表現(ここでは説得力)が必要な場面に、内容の薄いデフォルメが用いられているため、他の話に比べれば恐怖感があまり伝わってきません。


このように、本来はデッサン的に表現するべき場所でデフォルメ表現をしてしまったり、その逆の表現をしてしまうと、読者との間に齟齬が生じてしまう原因になります。

あくまで個人的な解釈なので、これが正解だとか絶対的なものではありません。


これは作品を読むのは勿論、選ぶときにも有効に使える見方で「この作品は、ここがデッサン(デフォルメ)なんだな」と判断しながら見ていくと、より一層作品の表現を素直に受け取ることが出来るようになります。

漫画の読み方が下手な人、アニメを見るのが下手な人は、大抵このデッサンとデフォルメの視点が間違っていることが、理由の一つとして挙げられます。

分かりやすく言えば、機動戦士ガンダムを見て「こんなロボットが飛び回れるわけないじゃん」と感想を述べることです。
これは言っていることは正しい(デッサン的)が、描かれているのはSF(デフォルメ)だからです。
デフォルメを楽しむべき部分で、デッサンを求めたり視点を置いてしまえば、誰でもくだらない、つまらないものと思えてしまって当然の話です。

どこにデッサンを求めて、どこがデフォルメであって欲しいかというのは人それぞれ好みによって違うので、自分の好みを判別しておけば、好みの作品を見つけやすくなったり、好きな作品の傾向も分かるようになるかもしれません。


また、これは作る側の立場でも言えることです。
自分の得意としているもの、表現したいものや要素、デッサン寄りなのかデフォルメ的なのか、それらを意識して作品を構築していくだけでも、テーマがはっきりしたり、作品の魅力が上がるきっかけになると思っています。
(私自身もこの方法で自己分析をしながらこの記事を書いています)

pixivの講座には、絵のデッサン力を上げるものがかなり多くありますが、絵としてのデッサン力の高いスキルを持っている人は無数にいて、既にコモディディ化(当たり前と言えるぐらいに増えすぎてしまっている)しているので、それよりも付加価値を付けられる部分のデッサン力を高めたり、デフォルメを磨いていった方がいいと個人的には思います。

0i クソリプ耐性をつけるには?

『頭の良い人と悪い人の物の見方の違い』が二度目のヒットをしてから、誹謗中傷というより粗探しやクレームをつけてくるようなアカウントは激減しました。
元々そういうクソリプは文章の長さでだいたい分かるので、最初の数文字で判断読まないように意識的に避けていたのですが、読んでも大抵は中身がないものが多かった覚えがあります。


「そんな炎上と晒し上げとクソリプに耐えられるなんて、どんな図太い精神力を持っているんだ」と身内にもtwitter上でも言われますが、別に自分は精神も弱いですし、嫌なことを言われたら普通に傷付きます。
ただ、すごい忘れっぽいことと、プライドが低いのが多少影響しているのかもしれません。


知り合いにも「あの時あの人にああ言われて…」みたいな愚痴をよくする人が結構いますが、よくもまぁそんなことを覚えていられるなぁ、と感心してしまいます。
ただ記憶は想起する(思い出す)とより一層記憶として定着しやすいという性質があると本で読んだことがあるので、色んな人に愚痴っているからこそ、変な言い方ですが「傷ついたワードコレクション」がどんどん充実していってしまうのかもしれません。


あとプライドが高い人も、例えば知らないアカウントに「バカ」とか「ヘタクソ」と言われると、途端に相手をRPGの魔物のように敵対するようですが、私はそういう気持ちになる感情の仕組みがよく分かりません。
バカと言われて腹が立つのなら勉強すればいい話ですし、絵が下手だと言われて気にするようなら上手くなる努力をすればいいだけです。

 

少し前に私のピアノの演奏動画を聴きたいという人がいたので、聴いてもらったところ「リズムがグチャグチャ。もっと練習しなきゃダメよ」と言われ、その瞬間は「クソが」と思ったのですが、確かにその人の言う通りリズムはお世辞にも良いとは言えず、演奏を見直すきっかけとなりました。
その後も練習をしている最中にふと言われたことを思い出すと、自分では完璧だと思っていたフレーズが、実は全然出来ていなかったというように客観視出来るようになったため、感謝はしたくないけれど成長に繋がったことは事実です。

 

つまり、クソリプも物によっては客観的に見るチャンスとも言えます。


特に私の作品を「嫌だけど見てやる」ような人のコメントは、実は的を射ていることが多く、ムカついたりショックを受けることよりも、ハッと気付かせてもらえる機会の方が多いのです。

そういう意味では、最近はクソリプが減ったと同時に率直な感想をくれる人が減ってしまったことも、少し寂しいのが事実です。
私自身は漫画やツイートを通して価値観を強要したいのではなく、多角的な視点を持ちたいと思っています。
「○○はこうであるという俺は正しい!」などと主張しているのではなく「私にとって○○はこうである! あなたはどう思う?」というニュアンスに近いです。
そのため、否定は客観視できるきっかけになるのですが「そもそも○○は〜」のように話が逸れたりするのは中傷目的に書かれていなくてもつまらないことが多いです。

逆に大御所芸人のように、毒舌やひどいことを言いながらも当人を持ち上げられる人、その中傷に笑いを誘える人は言われる側でも面白いですし、視点の変化という意味でもとても参考になります。


結局は「自分がその発言をどう受け止めるか」で薬にも毒にも変わると思っているので、だったら面白い方向、自分のためになる方向に考えた方がいいよね、という気持ちが結果的にクソリプに対する処世術になっているのかもしれません。